大手建売住宅は雨漏りに注意。多くは10年でベランダの上塗り塗装が必要なわけ

一般の方にわかりやすい語句で書きたいと思います。

雨漏り修理の仕事をしていると、共通の出来事がいくつかあります。
今日はそのうちの1つ、
大手建売住宅で購入の方は10年以内にベランダの点検をお勧めします」というお話し。
無料点検により、何百万もの修繕費が浮くかもしれません・・・

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大手建売住宅で最初に来る不具合の多くはベランダからの雨漏り

大手といっても、価格がそこそこする高級建売メーカーはそうでもないのですが
上場している企業で、安価な価格で立てているメーカー(名前はここではもちろんかけないので大手としておきます)
の多くは、ベランダのトラブルが多いです。

ベランダ雨漏りの多い症状は・・・

1,ベランダに傾斜(勾配)がない

基本ベランダには傾斜が必要です。傾斜がないと雨が降ったとき水がたまり、そこからひび割れ、雨漏りが始まります。
しかし、大手のメーカーの多くは、傾斜をつけずフラット構造にすることが多いです。
それのほうが作りやすいし、お客さんからも傾斜があると歩きにくいという理由でフラットにします。

フラット構造なので、傾斜があるベランダよりも早く腐食が始まり、そこから雨が漏れるという感じです。

2,ベランダ下のL字部分から雨漏り

ベランダの下の部分はFRPという素材で作られていることが多いです。
そのFRP部分に見た目にひびがあったり、亀裂があったら、本当にやばいです。
ひびや亀裂をそのまま見逃していると、あとあと、大きい工事が必要となったりするリスクがあります。

FRPが
塗装のふくれ
塗装の剥がれ
ひび割れ
水たまり
になったら業者に点検してもらいましょう。

3,その他のチェック事項

・L字部分のFRPのひび割れや亀裂のお話はしました。
・排水溝がスムーズに流れない
・手すり部分の塗装が剥げてきた
・シーリング(ゴム部分)のひび割れ

一般の方がこの辺りは目視できると思います。
1つでも当てはまったら即ご連絡ください。

注文住宅や、地元の工務店さんなどで施工した建物は、そのあたりをきっちり立てている場合が多いですが
大手建売の場合、正直、そのあたりがきちんとできているか?といえばできていません。

こんなシミも要注意

4,目視で症状があったらどうするのか?

上記症状が出ても、慌てずご連絡いただければ問題ありません。
無料点検し、上塗り程度の修復で、5‐10年は問題なく住める場合が多いです。

では、目視の症状を無視するとどうなるのか?
1-2年で大規模な雨漏りに発展し数百万円の修繕費用がかかってしまいます。

上塗り程度なら数万円で済むのに、1-2年放置しただけで数百万円の修繕代金に膨れることが多いので、早めの対処が必要なんです。

5,上場企業の建売なのになぜ

という質問が多くいただきますが、安価で手をかけずに作りたいからです。
町の大工さんや注文住宅の場合は隅々まで気を使って施工いたしますが、建売の場合は、組み立て感覚の住宅ですので、予算的にも仕方がないと言えば仕方ないのですが、長い目で考えれば、施工費用が多少高くても注文住宅のほうが良いかもしれません。

建売住宅は雨漏りに注意のまとめ

建売住宅は安価で購入できる分、細かいところが手抜きではなく、「手をかけてない」場合が多いです。
それにより、建売住宅の多くは10年以内に雨漏りが起こります。

多くは
・ベランダ
・壁
・窓
からの雨漏りです。

しかし、簡単な上塗りを5年くらいでやっておくと、10年以上は問題なかったりします
逆にそれを怠ると、数百万円の修繕費用に発展します。

まずは、目視で確認し、ひび割れや剝げなどがあったら、弊社に無料点検のお問い合わせをお待ちしております。